『内装タイル』は様々な種類があり、
施行の仕方で様々なデザインが生まれます。
そして、なにより他の素材との組み合わせで
無限の表情をつくることができます。
温もりのある表情を与えます
タイルは、貼付けて使う小さな薄い板状のもので、粘土や石英、長石などを焼成して創られた陶磁器です。水まりの素材としてイメージされがちなタイルですが、素材や組み合せ、あるいは優れた機能のあるタイルを使用することによって、快適で、ニュアンスのある温かい表情の空間演出ができます。たとえば、家族やお客様を招き入れる玄関には、湿気を吸収するエコカラットがお薦めです。エコカラットは、日本の伝統的な土壁をルーツにしたタイルで、湿度の高い日本の気候と相性の良い素材です。とかくジメジメしやすい玄関周辺に使えば季節を問わず快適な湿度に保ち、気になる匂いやホルムアルデヒドなどの有害物質を低減させる優れた効果を発揮します。このエコカラットを立体的に組み合わせて玄関の壁にあしらってみるのも素敵です。窓から差し込む陽光や照明によって、凹凸のあるタイルが壁面に影を投げかけ、訪れる方を温かく迎える空間になります。
それぞれの居室を引き立てます
リビングや寝室などの居室に大谷石を採用してみるのはいかがでしょうか。大谷石には、マイナスイオンを発生させ、細胞の活性化や癒し効果、シックハウス症候群の防止や消臭効果などさまざまに優れた特性があるからです。居室の壁にタイルや石を取り入れる場合は、タイルとつながる壁の素材と同系色で統一感をもたせたるデザインか、あるいは絵画やオブジェのように空間を印象的に演出するような取り入れ方も部屋全体を引き立てます。また、フロアに採用する場合は、フローリングなど、他の床材や壁材などと合わせて選びます。屋外のテラスなどと一体化させて、室内にも同様のタイルを採用するのも空間演出のひとつです。